日本でも本年より金融教育がスタートします。
しかし、学校だけの金融教育では不十分で、身近な所から学べることは多々あります。
その一環として子供のお小遣いによる金融教育が親御さんもやりやすいのではないでしょうか。
金融先進国の取り組み
日本ではお小遣いといえば、現金を子供に渡すのが一般的でしょう。
金額は数十円から数万円と家庭事情によって様々だと思います。
しかし、これはキャッシュレス化にやっと国が乗り出した後進国の日本だから成り立っています。
金融先進国のアメリカでは、お小遣いもキャッシュレス化が進んでいます。
それはお小遣いを「デビットカード」で渡す方法です。
デビットカードとは?
最近では一般認知も広がっているデビットカードですが、クレジットカードと混同している方もいます。
クレジットカードは商品購入後、決済が後日行われ、請求が翌月などに来るものです。
対して、デビットカードは商品購入と同時に決済が行われ、紐付けされた口座よりその場で引き落としがかかるシステムです。
後日精算のクレジットカードはその時に預金がなくても、精算時に預金が足りていればなんとかなります。
しかし、デビットカードはその場で精算されるため、その時に預金がなければ購入できないのです。
つまり、現金に近いキャッシュレスと言えるでしょう。
デビットカードを使った金融教育
デビットカードでの金融教育はキャッシュレス化に適用できる上、自分の資産状況を考えながら買い物をするという身近で当たり前の考え方や責任を意識付ける事ができるのです。
では、預金が豊富にある口座と紐付けされているデビットカードを子供も渡した場合、買い物し放題になる危険性があるのでは?という疑問が出てきます。
ここでアメリカで最も支持されている子供用デビットカードでは、「親の承認ナシでは購入できない」というシステムになっています。
購入したいものを親に写真で送り、OKが出れば購入できるというものです。この機能で子供の浪費や禁止されている物の購入防げるのです。
金融教育はより身近な所から
リテラシーがないことにより損をすることの少ないように日頃の買い物から資産管理や買い物に対する責任を学び、より良い人生を送れるように導いてあげられるよう親も一緒に学んでいく必要があります。
そんな第1歩が踏み出せるように今の当たり前を疑い、新たな当たり前を知っていきましょう。