最近、資産運用やお金の教育について様々なメディアで発信をされている、芸人でもありIT企業役員でもある「厚切りジェイソン」さん。
彼は、金融教育について、日本とアメリカの違いや、アメリカで行われている金融教育などを紹介されています。
日本は先進国と言われながら、金融に関しては後進国の位置付けをされているのが現状です。日本とアメリカの現預金比率を見ても、日本の金融教育の遅れが見てとれてしまいます。
お金とは生まれてから死ぬまで付き合っていかなければなりません。その中でお金についての知識や上手な付き合い方を知っておくのと知らないのとでは、人生の豊かさに大きな差が出てしまいます。
この記事では、一つの参考事例として、厚切りジェイソンさんが言われているアメリカ流お金の教育を見ていこうと思います。
日本の金融教育の実情
日本の金融リテラシーは先進国の中でもかなり低いとされています。それは日本の教育現場ではお金に関する教育を一切してこなかった結果とも言えます。
ようやく日本も重い腰を上げ2022年から高校で金融教育がスタートします。しかし、学校教育だけでなく家庭でも金融教育をすることが大切です。普段の生活から子供が学ぶことは多いからです。
今回はその一例を紹介します。
ジェイソンの金融教育
「WHY JAPANESE PEOPLE!?」のフレーズでお馴染みの厚切りジェイソンさんは、アメリカでIT企業の役員を務めながら日本では芸人・タレントとして活躍しています。
厚切りジェイソンさんはメディアやSNSで資産運用について発信しており、彼自身、資産運用でFIRE(Financial Independence, Retire Early)、いわゆる早期リタイアを実現させました。
そんな厚切りジェイソンさんは3人の娘さんの金融教育を家庭で行っています。
ジェイソン家での教育
ジェイソン家では子供の前で日本で言うところの「下世話な話」をするそうです。
「どこのスーパーが安い」や「もう少し待つとセールが始まる」など「どのようにした方が安い・得なのか」を子供を交えて話すそうです。
少し見ていきましょう。
家計簿をつけさせる
ジェイソン家では1人1冊でメモ帳を渡し、家計簿のようなお小遣い管理帳をつけさせているそうです。どれだけもらったのか、何を買ったのかなどを記入させます。
後でチェックした際に、「これはこの店で買った方が安かったね」など資産管理の考えを一緒に考察しているのも日本の家庭では行っていないことです。
お小遣い制ではない
お小遣い制を採用しておらず、お手伝いをすることによってお小遣いをもらうシステムを採用しており、いわゆるアルバイトを小さい時から経験させ、お金を稼ぐということを小さい時から学ぶ環境を提供しています。
日本との違い
上記の通り日本ではあまり馴染みのないことがあったのではないでしょうか?
子供と一緒になって安い・高いを考えたり、早いうちからアルバイト(手伝い)をし労働による稼ぐということを学ばせる。
今の日本の環境ではどれも大人になってからやっと学ぶことばかりです。
早目の金融教育が子供の明るい未来や多くの選択肢を作るのは間違いありません。
次世代の子供達のためにも親もしっかり学ぶ必要があります。
この度の金融教育導入に際して自分達もしっかり学んでいきましょう。
それでは。