家庭・企業・政府の関係性を知ろう

私たち個人が生活できているのは、社会と個人が相互に関係し合っているからです。子供にご飯を食べさせ、教育を受けに学校へ行けるのも、社会と相互に関係し合っているからです。

社会経済の発展なくして、今の生活はありません。金融の仕組みを学ぶ前に、私たちが子供を学校に行かせ、住む居住空間を持ち、生活ができているのは、どのようにして個人・家庭・社会が相互に関係し合い成り立っているからという事を理解するのがとても大切です。

子供を学校に行かせるのも、家に住むのも、毎日ご飯を食べて生活ができるのもお金が無ければ出来ない事です。そしてそのお金はどのようにして得られるのかを理解するのは、まずお金の流れを理解する事が重要です。

今の日本で一般的なのは、企業は家庭に労働の対価として賃金を払う事によって家庭はお金を得ています。ですが、得ているお金は企業から丸々得られる訳ではありません。

給与明細を見ると、様々なお金が引かれていると思います。

  • 健康保険
  • 厚生年金
  • 雇用保険
  • 介護保険
  • 所得税
  • 住民税
  • …etc

など、上記の保険料や税金が国に納められ、これらのお金が引かれた残りが手取りの給料(可処分所得)として実際に得られるお金になります。

ケガや病気で病院に行く際、保険料を払っている分費用を抑えて医療サービスを受けられますし、年金は老後の生活の支えになります。所得税や住民税は国や地方自治体の公共サービスなどに利用され、私たちの生活に恩恵を与えてくれます。

このように、企業から家庭に労働の対価として支払われるお金の中には、国や政府に納めなければならないお金が含まれており、それを差し引いた残りのお金(手取りの給料 可処分所得)によって家庭は成り立ちます。

給与明細を見て、引かれているお金が何でどのように使われているのかを調べていくことで、家庭・企業・政府の役割を知ることができます。

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