奨学金制度について知っておこう

日本学生支援機構が制度として出している大学・短期大学・高等専門学校・専修学校(専門課程)および大学院で学ぶ人を対象とした、国が実施する貸与型の奨学金です。

大学や専門学校に進みたいけれど、家庭の経済的な事情などで「進学が難しいかもしれない・・・」「両親に負担をかけたくない」という学生に対して、進学費用をサポートしてくれるのが奨学金です。

国内の大学・短期大学・高等専門学校・専修学校(専門課程)および大学院で学ぶ人を対象とした奨学金には、利子の付かない第一種奨学金と、利子の付く第二種奨学金があります。

また、入学時の一時金として貸与する入学時特別増額貸与奨学金(利子付)があります。

第一種奨学金(無利子)

国内の大学院・大学・短期大学・高等専門学校・専修学校(専門課程)に在学する学生・生徒が対象です。

選考としては特に優れた学生及び生徒で経済的理由により著しく修学困難な人に貸与します。

貸与金額は学校種別(大学院・大学・短期大学・高等専門学校・専修学校(専門課程))、設置者(国立・公立・私立)、入学年度、通学形態(自宅通学・自宅外通学)によって定められた貸与月額のいずれかを選択します。

第二種奨学金(利子有)

国内の大学院・大学・短期大学・高等専門学校(4・5年生)・専修学校(専門課程)の学生・生徒が対象です。

利子に関しては年(365日あたり)3%を上限とする利子付です。なお、在学中は無利子です。

選考に関しましては第一種奨学金よりゆるやかな基準によって選考された人に貸与します。

貸与金額について大学院においては5種類の貸与月額から、大学・短期大学・高等専門学校(4・5年生)・専修学校(専門課程)においては11種類の貸与月額から、それぞれ自由に選択できます。

入学時特別増額貸与奨学金(利子付)

第一種奨学金(無利子)または第二種奨学金(利子付)に加えて、入学した月の分の奨学金の月額に一時金として増額して貸与する利子付の奨学金で、日本政策金融公庫の「国の教育ローン」に申し込んだけれども利用できなかった世帯の学生・生徒を対象とする制度です。

貸与金額について5種類の額から自由に選択できます。

注意としましては入学時特別増額だけの貸与はできません。

また、入学前の貸与ではありません。

まとめ

『奨学金って聞こえは良いけど借金だよね!?』『卒業後返済できるかが不安で今一歩奨学金を利用する勇気がない・・・』など考えてしまっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

新しい新制度として給付型(返済不要)の奨学金がスタートしています。

対象としては住民税非課税世帯・準する世帯の学生に対し『授業料・入学金の免除/減額』+『給付型奨学金の支給』。

家計においては「収入」「支出」「資産」「負債」の4つの項目のうち「支出」に該当します。

奨学金制度を活用する事は人生において最初の大きな自己投資になります。

事前に日本学生支援機構のHPでも給付奨学金シミュレーション(学生・保護者向け)もでき給付奨学金を受けることができる年収の目安が分かったり、また世帯の年収等を答えることで、給付奨学金を受けることができるかを少し具体的に知ることができます。

まずは奨学金制度について理解を深め、進学するお子さんと話し合ってみましょう。。

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