海外でおこなわれている金融教育について様々な国をご紹介しています。
日本の金融教育の現状を知る為に海外ではどのようにおこなわれているか知る事はとても重要です。
今回は『スコットランド』の金融教育について見ていきましょう。
スコットランドの金融教育
スコットランドはイギリスの最北端に位置する国です。
そして、英国(United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)を構成する4つの地域のひとつになります。
引用:外務省
多くの山岳地帯があり、スコットランウイスキーも有名なのはご存じの方も多いのではないでしょうか。
スコットランドは,歴史や文化だけではなく,司法制度や教育制度においても独自の特色を有している国です。
英国の金融福祉戦略は 、スコットランドで育った15万人の子供と若者が、2030年までに有意義な金融教育を受けられるようにするという国家目標を設定しています。
スコットランド政府によって承認された金融教育ガイダンスは、小中学校の両方がこの目標を達成するために提供されています。
学校の指導者、教科の指導者、その他の教育の意思決定者のために作成された金融教育ガイダンスは、金融教育と優秀なカリキュラムとの関連性を強調し、学校が提供する金融教育をどのように改善できるかを示し、役立つサービスやリソースへの道標を示しているとても価値あるものです。
(Money&Pensions Serviceより一部引用)
こちらが金融教育ガイドラインです。(小学生一部抜粋)
目次(コンテンツ)
はじめに
学校における金融教育の重要性
学校で金融教育を実施および強化する方法
次のステップへ:金融教育を推進し、ベストプラクティスを共有する
付録1:カリキュラム全体で金融教育を提供する機会
付録2:金融教育条項の計画と評価
付録3:金融教育のリソースとサービス
スコットランドでは進んでいる金融教育
スコットランドでは大学の授業料廃止により無料で学ぶことができます。
無料で受けるには条件があります。
- あなたが英国市民であり、すでにスコットランドに居住している場合。
- あなたが他のEU加盟国の市民であり、学士号またはスコットランドの学部修士号を取得するために勉強している場合。
になります。
教育に力を入れているスコットランドでは学生が学び易い制度作りをおこない、金融教育に対しても積極的な取り組みを政府が作り込んでいます。
教育環境はとても重要でいつ、どこで、どのように、何を学ぶのか?
多くの国や地域で金融教育に対して十分に考え実践されています。
まとめ
今回はスコットランドの金融教育について触れていきました。
日本だけでなく海外の金融教育の現状を知る、そしてどのような教育がなされているのか?
これを知り実際の学びの参考にするだけでも金融リテラシーを高めていく一歩になります。
海外からも情報を取り学びつつ世界の金融教育ツールを上手く活用していきましょう。
さて次はどこの国でしょうか、お楽しみに。
児童・生徒学生向けお金の教科書プレゼント
学校教員様専用の
金融教育コミュニティ
未来ある子供たちに金融教育を通じて、人生の選択肢を広げ、日本の金融教育を世界のスタンダードに。
FTCは教員様と共にお金の教科書を作成し、学校の先生方に特化した金融教育情報をLINE公式アカウントでも発信しています。
弊社FTC LINE公式アカウントにお友達登録していただいた教員様に、弊社で作成した『児童・生徒学生向けお金の教科書』をプレゼントします。
ぜひご活用ください。