金融機関『銀行』の仕組みについて 2021.10.03 お金の学校教育 中学校 Tweet Share Hatena Pocket RSS feedly Pin it この記事のタイトルとURLをコピーする 金融機関『銀行』の仕組みについて理解しておくことは重要です。 お金の機能の一つである『保存する』ことがありますが、保存する先として金融機関である銀行を活用される方も多いのではないかと思います。 銀行はどのような仕組みなのか? 何をしているのか? 保存する先として預けても大丈夫なのか? など、銀行の仕組みをおさらいしておきましょう。 銀行の歴史を簡単に振り返り 世界で最初の銀行は紀元前3000年古代エジプトでは穀物がお金の機能を果たしていて、穀物倉庫が銀行の役割となっていました。 また、バビロニアという古代王朝では、神殿で人々の財産や貴重品を保管していたり、穀物や家畜などを貸し付けていたという事でこれも銀行の起源だと言われています。 銀行を英語にすると『BANK(バンク)』となりますが北イタリアの両替商が使っていた長机、これをイタリア語で『BANCO(バンコ)』→『BANK(バンク)』となったことが語源と言われています。 銀行の仕組み 銀行口座は0歳からでも戸籍があれば作ることが出来ます。 もちろん口座の作り方もわからない為、親権者法定代理人である母親、父親が実際の手続きをおこなうことになります。 クレジットカードに関しては18歳以上ですとカード会社によっては作れるところもあり、海外では学生用のクレジットカードもあり18歳以下でも作れるものもあります。 日本と海外ではこういった部分でお金に対する価値観の違いが見えてきますね。 さて、銀行の仕組みを分かりやすく中学生に教える際には、まず私たちとの関わりから教えていくと良いです。 ①安全性 銀行には『預金保険制度』が設けられており、預けられたお金に対して保証を組んであります。 銀行によって保証上限がかわりますが最大1000万円を保証する銀行が多いです。 ②便利性 預けたお金を銀行窓口に行かずATMやネットバンキングなどで入金・出金できたり振込などが出来ます。 また預金口座から様々な支払いもすることができ、取引した履歴も見れますので家計簿やお小遣い帳代わりにも役立ちます。 ③ 有利性 銀行にお金を預ける(預金)することはいわば銀行にお金を貸す、投資する事にも繋がります。 そういった観点から銀行から『利息(利子)』を受け取ることができます。 現在の預金利息は約0.001%の銀行が多く、店舗を持たないネットバンキングでの預金の方が人件費や土地代などのコスト低くなるため、店舗型の銀行に比べ利息がほんの少し高い傾向にあります。 1980年代ごろは預金利息は約8%ほどあった時代もありました。 銀行は3つのお仕事をしており『預金』『貸出』『為替』これを【3大業務】と言います。 貸出(かしだし)はお金を必要としている企業や個人などに貸すことです。 為替(かわせ)は私たちに身近なもので言うと振込(ふりこみ)です。 銀行はこの3大業務をおこなうことで上記画像のように経済を回しているのです。 まとめ 銀行はとても大切な役割を果たし私たちの生活、そして経済を良くしていくことに繋がっています。 お子さんと銀行に行った際は色々と教えてあげて銀行と上手に付き合い私たちの生活をより良くしていきましょう。 Tweet Share Hatena Pocket RSS feedly Pin it この記事のタイトルとURLをコピーする 小学生の子どもに教えたい「ニーズ」と「ウォンツ」の違い 前の記事 高校生で覚えたい「経済的自立」とは 次の記事