今回は日本から約9000km離れた『ドイツ』の金融教育について見ていきましょう。
ドイツでは学校教育の権限などは各州ごとにあり、更に学校ごとで学習指導要領が作成されています。
ドイツでは金融リテラシーを一般的な金融教育(Germ。FinanzielleAllgemeinbildung)または金融能力(Germ。Finanzkompetenz)と呼ばれ、高水準の金融リテラシーは、社会とその中の個人の経済的幸福に大きな影響を与える可能性があると唱えられています。
ドイツの金融リテラシーはヨーロッパの国々の中でもトップに入りウェーデン、ノルウェー、デンマーク、英国だけが2〜5%の差でドイツを上回っています。
ドイツフォルクスバンクライ連邦協会は初等レベル、中学校、高等学校、両親に向けて様々なリソースを提供しています。
下記をご覧ください。
https://www.jugend-und-finanzen.de/
引用:ドイツフォルクスバンクライ連邦協会
ドイツでの生活費は他のヨーロッパ諸国と比較してとてもリーズナブルです。
2021年現在のドイツでの生活費を賄うには、月に約861€が必要と言われています 。
平均して、ドイツでの生活費を賄うには、月額約861€(約112,265円)または年間10,332€(約 1,347,180円)が必要になります。
食事、宿泊、請求書、衣服、娯楽の価格は基本的にEUの平均と一致しています。
大学の授業料の現状
ドイツでは国公立校の場合、小学校から大学院まで、国籍に関わらず原則としてすべて学費が無料となっています(私立は有料)。
国立大学の授業料は州の政府によって定められており、一部のドイツの大学は留学生の授業料を再導入しましたが、国立大学の学部課程は授業料が原則無料の教育を実施しています。
ドイツへ留学生として送り出した場合、両親が援助する必要が出てくるものは家賃、バス旅行、行政支援、スポーツ施設、食堂などの特定の大学のサービスに支払う固定金額になります。
そして、ドイツも日本と同様に国内でも住むエリアによって家賃なども異なります。
東京は地方と比べ家賃が高いと同じようにドイツの首都ベルリンはも家賃が高いのでは?と思われる方もいらっしゃると思ます。
ドイツでは下記の家賃マップを見て頂くと分かるように、北部そして南部が最も高価な地域となっています。
たとえば、シュトゥットガルトで1ベッドルームのアパートを借りる場合、平均で846.43€(110,309円)かかりますが、ドイツ北部の都市ブレーメンで同様のアパートを借りる場合、平均で560€(73,017円)かかります。
ドイツの南はドイツに住むのに最も高価な地域であり、東はドイツで最も安い地域です。
最も家賃が高価な順に並べると、次のようになります。
- 1位 南
- 2位 西
- 3位 北
- 4位 東
ブレーメンでアパートを借りる方がシュトゥットガルトよりも30%以上安いのです。
1ベッドルームのベルリンの小さなアパートは平均795€(約103,659円※)の費用がかかります。
※2022年1月15日時点 1€(ユーロ)130.39円計算
費用の大部分を占める家賃を減らすことによって費用を抑えて大学をドイツで過ごすこともできます。
引用:GfK. Growth from Knowledge
引用:Studying-in-Germany.org
ドイツは金融教育はもちろん学校教育自体に国として力を入れ子供たちがお金の問題で教育を受けられないとならないように無料で教育を提供しています。
金融教育も活発的にヨーロッパの地域ではおこなわれており、約20年も前から金融教育が導入されている国もあるのがヨーロッパです。
お子さんをヨーロッパへの留学を考えてみる事も一つかもしれませんね。
金融教育を導入している国や、地域の情報を取り子供たちの選択肢を広げていきましょう。
さて次はどこの国でしょうか、お楽しみに。