日本では来年から高校の家庭科の授業にて投資信託などの資産形成をはじめとした「金融教育」が始まります。
日本の現状ではそれよりも若い小さい子供の頃から金融教育を受けているのは圧倒的少数派が現状ですが、アメリカでは子供の頃からお金について教えています。
最近の話になりますが、アメリカで中高生向けの投資口座が登場しました。親の監視は必要ですが、子供の意思で株などの取引ができるものです。
いずれ日本も追従していくと考えられますが、アメリカでは子供にどんなお金の教育をしているのでしょうか?
今回の記事ではお金の教育をしていく上で基本の考え方4つをご紹介します。
アメリカでは
子供たちにお金の基本を教えている
アメリカでは金融教育を金融機関、教育機関、民間企業などがおこなっており、子供たちにお金の基本を教える方法として4つの考え方を教えています。
- Save (貯蓄・ためる)
- Spend (消費・つかう)
- Donate (寄付・ゆずる)
- Invest (投資・ふやす)
順番に見ていきましょう。
①:Save (貯蓄・ためる)
欲しいものが出来た時のため、何らかのお金が必要になった時のためなど目的をもってお金を貯めてそれらを得るために貯蓄・ためることの重要性を教えます。
②:Spend (消費・つかう)
お金は消費・つかうからこそ循環し経済が回ります。
貯蓄・貯める重要性を教えることは大切な事ですが、ためてばかりですとお金の機能である『消費・つかう』という素晴らしい機能が損なわれてしまいます。
お金を使う事の楽しさ、そして『お金の使い方』を教えてあげることも大人の役目です。
③:Donate (寄付・ゆずる)
生活する中であまり意識する事のない寄付・ゆずることを意識することはお金の存在価値を理解する事に重要なことです。
お金はつかうことで循環すると教える中でお金を寄付する・ゆずることは必要としている人にお金がわたることで生活が出来たり、学校に行けるようになったり、病院で治療をうけることが出来るようになったりとモノではなく心の温かさ・優しさを得ることが出来ます。
④:Invest (投資・ふやす)
お金を働かせることでおこづかいで得たお金やアルバイトで得たお金を、さらに増やすことが出来るというお金の可能性をを教えることは大切です。
- 投資とはなにか?
- お金をふやすとどんなことができるのか?
などお金は投資で増やすことが出来る可能性があることを教えておくことは、子供の人生の可能性を広げることにも繋がります。
まとめ
日本において貯金箱にお金を入れる入り口は一つしかないイメージの方も多いと思いますが上記で述べたように海外では入り口が4つある貯金箱もあります。
Save (貯蓄・ためる)、Spend (消費・つかう)、Donate (寄付・ゆずる)、Invest (投資・ふやす)それぞれの入り口があり子供に考えさせながらその貯金箱にお金を入れていくことでお金の使い方や役割を学ぶことが出来ます。
進んでいる海外の金融教育を学んでいきましょう。
それでは。