2022年4月から高校の家庭科にて投資信託の授業が始まります。
そのことをきっかけに、日本ではお金のことについて学ぼうとする人が増えてきました。
最近ではメディアや本だけでなく、YouTubeなどでもお金のことに関する多くの情報が手に入りやすくなり、お金について学ぶ環境は一昔に比べて多くなっています。
一方で、何を信じればいいのか分からない、といった声や自分に合ったお金の知識のつけ方が分からない人が多いのも実情です。
今回は、投資について情報発信している小学生投資家YouTuberゆづるを参考に、小学生から始められる投資についてみていきます。
小学生の投資家って?
「小学生でもわかる株式投資」をテーマに株式の基本的な知識や考え方を発信している株式投資初心者向けのYouTubeチャンネルというものがあります。
某企業で経営者をしている父親の影響で4歳の頃から株式投資をはじめ、大学資金を自分で貯めることを目標に投資を行っています。
投資資金はおこづかいとお年玉から捻出し、小額で始められる株式投資について何を学べばよいのか、どのようなことを小学生に教えればよいのか、親子で学べる動画になっています。
某少年漫画に出てくる小学生名探偵風の服装をしており、とても愛くるしい内容になっていますのでとても見やすい動画チャンネルです。
世界一の投資家ウォーレン・バフェット氏も11歳の頃に株式投資を始めたと言われていますので、小学生で投資を行うことは決して不可能ではありません。
小学生ではじめられる投資とはどのようなものなのでしょうか。
小学生でも始められる投資について
小学生投資家ゆづるが使用している証券会社は「PayPay証券(旧ワンタップバイ)」です。
自分が普段から使っている銀行口座やPayPayボーナスポイントを利用して小額から投資が行えます。
0~14歳の口座開設に関しては親権者のPayPay証券口座が必要になり、親権者の同意のもとで行うことになりますので、すべてを小学生一人で行うわけではありません。
選べる銘柄は小学生でも知っているようなグローバル企業からマイナーな企業まで様々ですが、こちらのチャンネルではどのような基準で銘柄を選べばよいのか分かりやすく解説してくれています。
また、小学生だけでなく投資初心者の大人でも始めやすい株式投資について解説してくれているので、小学生の子供に教えるだけでなく親の貯蓄を増やす目的でも非常に分かりやすい内容でまとめられています。
また、いきなり実際のお金を取引するのはちょっと・・・という方には、スマートフォンアプリで株取引のシミュレーションができるものがあります。
特に小学生の頃は、おこづかいやお年玉がそれほど多くないという家庭も多いと思いますので、このようなアプリを使って疑似的に株式投資を学ぶことは非常に効果的です。
以下が株式投資をシミュレーションできるアプリになります。
- 株たす
- トレダビ
- トウシカ
- 証券取引所ゲーム
いずれもGoogle Play またはApp Store からダウンロードできますので、ぜひ活用されてみて下さい。
小学生から投資について学ぶメリット
小学生で株式投資を始めるとどのようなメリットがあるのでしょうか?
当然ですが、小学生では算数を学ぶことで日常生活において必要な様々な計算方法を覚えていきます。
小学生の頃から投資について学ぶことで、数字の計算方法の復習になります。
また、物やサービスとお金の流れについて知るきっかけにもなりますので、社会や経済について学ぶことになります。
そして何と言っても、投資を行う最大のメリットは自分のおこづかいが増える感覚を経験できることです。
小学生投資家YouTuberのゆづる君は、増やしたお金でお母さんにイヤリングをプレゼントしたり、弟に本を買ってあげたりして、喜んでもらえたことが嬉しかったと言っています。
投資における最大のメリットは他にもあります。実は投資の世界では、時間を掛けることによって複利の効果を最大限に発揮できます。
例えば、10歳から60歳まで毎月1万円ずつ(1万円×12ヵ月×50年=600万円)投資した場合と、30歳から60歳まで同じ額ずつ(1.6万円×12ヵ月×30年≒600万円)投資した場合では、60歳時点での総資産額が大きく異なります。
上の図は左が10歳から60歳までの50年間で合計600万円の資金で投資した場合、→が30歳から60歳までの30年間で合計600万円の資金で投資した場合(どちらも平均年利8%で運用した場合)の比較です。
同じ600万円という投資金額であっても、20年間で3倍近くのリターンの差が出ています。
このように考えると、小学生の頃から投資について学ぶメリットは非常に大きいのではないでしょうか?
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は小学生から始める投資について見ていきました。
複利の効果を考えると、投資はやらないよりもやった方がメリットの大きい良いことは明白です。
正しい知識を持って中長期的に投資を行えるような教育と環境づくりが大切ですね。
それでは!
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