私たちが生きる上で必ず必要なのがお金。
経済活動とは、お金の循環のことを言います。モノやサービスを手に入れる為には、それに見合った対価を支払わなければなりません。
家に住む為には家賃や住宅ローンを支払い、毎日ご飯を食べる為には食材を買い、電気や水道もお金が必要です。欲しいものがあればお金を払って手に入れて、映画や遊園地もそうですね。
そしてこれらを支払っていく為にはお金を稼がなければいけません。お金を稼ぐ為にはモノやサービスを売ったり、誰かの問題を解決したり、お金に働いてもらうこともあります。その対価や報酬としてお金を稼いでいるのです。
こうしてお金が循環していくことを経済活動と言います。
この経済活動は、基本的にお金とモノ・サービスを交換しているということ。この交換のバランスによってモノ・サービスの値段が変わってきます。これを需要と供給と言います。
リンゴが100個あって、そのリンゴを買いたい人が沢山いればいるほどリンゴの値段は上がり、逆に買いたい人が少なければ少ないほどリンゴの値段は下がります。
このように需要と供給のバランスによって世の中にあるモノやサービスの値段が変わってくるのです。
モノやサービスの値段とお金の価値について知っていてほしいことは、インフレ・デフレについてです。
1954年、缶ジュースが日本で初めて販売された時の値段はいくらかご存知でしょうか?この時の缶ジュース1本の値段は「40円」でした。
そこから67年かけてじわじわと3倍以上値上がりして今の値段が「130円」です。
このように
- モノやサービスの値段が上がり、お金の価値が下がるのがインフレーション
- モノやサービスの値段が下がり、お金の価値が上がるのがデフレーション
と言います。
日本は年間2%のインフレ率を目指しています。子供が大人になる頃にはもしかしたら今の値段で同じモノは買えないかもしれません。
消費税も私たちの経済活動に影響を及ぼしますが、消費税増税もお金の価値が変化することもリスクの一つです。
ここを理解するのとしないのとでは、大人になってからのマネープランに響いてしまうかもしれませんので、家族で買い物に出かける際は、教えながら楽しむことも良いでしょう。